カミングアウトをしなくても

隠れゲイのmarutoが日々小さなことに挑戦するブログ

私がゲイだと「自覚」したとき

今日は僕がゲイだと「自覚」したときについて書こうと思います。なぜ「自覚」としているかも含めて書いていきます。

 

 

皆さんはゲイと聞くと 

人生のある時点で女性を好きになるか男性を好きになるか選択した結果

ゲイになったとお思いの方もいるかと思いますが、僕の場合はそうではありませんでした。

 

さいころ女の子と遊んでは「将来結婚しよ~」とかって言い合っていたこともありましたし、将来女性と結婚するものだと何となく思っていました。しかし何となく女の子が興味が沸きそうなことに夢中になることが多く、友人の女の子が多かった気がします。周囲の男の子と比べた違和感はこのころからありました。

 

小学校の頃に野球をしていましたが、その時の先輩のことが気になりました。この時はまた遊びたいな、とかまた会いたいなと思う感じでした。そのころは自覚はありませんでしたが、たぶんこれが初恋だったのだと思います。

 

決定的だったのは学生のころ、同級生のことが好きになりました。いつもニコニコしていて明るく接してくれる、そんなところに強く惹かれました。しかし、絶対に好きであることがバレてはいけないと思いました。今までの関係性が壊れてしまったり、相手にも迷惑が掛かってしまうからです。あえて避けて、悶々とする、そんな感じでした。

 

それ以来自分がゲイであることを自覚するようになりました。自分は周りの人とは違う。女性を好きになって将来結婚して子供をつくって…とはならないのだと。僕は高校生くらいになってこのような過程で気が付きました。振り返ってみると女性に対して恋愛感情を抱くということは一度もありませんでした。

 

一方で女性から告白されることも何度かありました。中学校の頃電話で告白されたことがあります。ただ、私から湧き上がってくる感情はただただ「困惑」のみでした。友達だと思っていたのに告白。私は付き合いたいわけではないし好きなわけでもない。そのたびにお断りをしました。私もその人のことを友人だと思って仲良くしていたのがよくなかったのだと思います。こちらは同性のような感覚で接していましたが、向こうからしてみたら自分に好意を持ってくれているから接してきてくれる、そう思っていたのだと思います。

 

人生のある地点で同性を好きになるか、異性を好きになるかを選択して同性を好きになるという訳ではないのです。僕は好きになるのはずっと同性だったし、それは変えようがありませんでした。どうしようもないことなんです。ストレートの方が自然に異性の方に惹かれるように、僕は同性にしか惹かれない。

 

だから「同性を好きになるなんて気持ちが悪い、理解できない」と思われている方を否定するつもりはありませんが、どうしようもないことなんだ、ということは分かってほしいなと思います。