カミングアウトをしなくても

隠れゲイのmarutoが日々小さなことに挑戦するブログ

ゲイがコロナ禍に転職した話 第1話「きっかけ」

久しぶりのブログです。ツイッターの方ではご報告しましたがこのたび転職をすることになり関東へ帰ることになりました。新卒でずっと働き続けていた会社から環境を変えるということでたくさん考えたり、悩んだりしました。私の人生の中でもきっとターニングポイントになるところだと思うので備忘録も兼ねてブログに記していきたいと思います。

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①担当替

転職を考えるきっかけとなったのが担当替でした。私の会社はコロナ禍の煽りをもろに受けて人員の削減が進んでいきました。しかし仕事量が減るわけではないので必然的に一人当たりの業務負荷は大きくなります。ただ、今までの私であればそれくらいのことであれば頑張れたと思います。経理の仕事は嫌いではなかったし、経理を通して人とのかかわりを楽しめていたからです。

私にとって決定的だったのは他部署との兼任になったことです。具体的な部署名は避けますが経理と人事とかそういう感じですね。それぞれの仕事を、それぞれ頑張れればよかったんですけど、私が兼任になった部署同士はあまり仲が良くなかったんですよね。どちらの部署からもあまりよく思われない立場になってしまい私自身のモチベーションは著しく下降してしまいました。経理としての仕事の量も当然増え、他部署の仕事も覚える。さらには両部署の板挟みにもあう。私の動物的ともいえる第六感がこれは無理だと訴えてきました。

②会社の将来性への不安

コロナ禍に入る前から会社の業績は下降気味でした。そんな時に社長から「今年も赤字ならより踏み込んだ人員整理も検討しなければならない」と言われました。つまりはリストラっていうことですね。一人当たりの負荷は今後も増え続ける、そして自分も会社を去らなければいけないかもしれない、というのはやはり不安です。この先数年は持ちこたえられたとしても、いつかその時は訪れるかもしれない。その時、自分は別の環境でやっていけるだけの実力を付けられるだろうか。そう考えるとなるべく早い段階で新しい環境にチャレンジしておいた方がよいのではないだろうか、と強く思い始めました。

③できることを広げていきたい

①、②とマイナスなことを書いてしまいましたが③が一番私にとっておおきなきっかけであると思います。できることを広げていきたい。経理の仕事を続けるにしてもまだ経験できていない領域に手を広げていきたい。もし、チャンスがあるのであれば経理以外のことにも挑戦してみたい。実はずっとそう思っていました。ただ、それまでの職場が居心地がよかったので何となく行動には移せていませんでした。今回、きっかけはマイナスの要素からのスタートだったけど、せっかく転職するのであれば自分自身ワクワクできる環境に身をおいてみたい。

 他人から見ると少し痛々しい理由かもしれませんが以上が私が転職をしようと思った理由です。ネガティブな理由が目立ってしまいがちですが今でも会社は好きです。業績が悪い中でもできることはやっていると思うし、できる限り人を大切にしようという意思は感じられるからです。

しかし、自分の人生には自分で責任を持つしかありません。この先、今の仕事を続けていた時にいつか後悔するかもしれないということに対しては自分以外の誰も、責任を取ることはできません。擦り付けるべきでもありません。

だから私は転職をすることにしました。

つづく…!