カミングアウトをしなくても

隠れゲイのmarutoが日々小さなことに挑戦するブログ

ゲイと職場について

前回の記事で書いたように僕は一切カミングアウトしていないので、当然職場の人も僕のことをストレートだと思っています。今日は職場での人間関係について書いていこうと思います。

 

僕の職場は比較的恵まれていて世間で言われるような残業がとても多かったり、残業代が出ないといったようなブラック企業では全くないと思います。まあ精神をやられてしまって休職してしまう人がたまーにいるのでホワイトとも言い切れないかもしれませんが。

 

僕ものんびりと働かせてもらっているものの、やっぱり仕事以外のコミュニケーションで話のネタになるのって異性関係なんですよね。定番は「彼女いるの?」とか突っ込んだ話だと下ネタとかも結構出てきます。カミングアウトしていない僕はそのたびに適当な嘘を取り繕って話さないといけないんですよね。で僕の話をほかの人に話したときに整合性があるようにある程度一貫性のある話じゃないとほころびも出てくるし。

 

で僕は過去にいた彼女を架空にでっちあげることにしました。でっちあげです。笑。実在する人物を一人決めてその人と付き合っていたということにするんです。もちろん実名や写真は使いません。どんなことで迷惑をかけるかわからないですし。ただその方が話しやすいんです。そして無難な恋愛トークをしつつ、今は分かれて一人を満喫してるんでしばらく恋愛はいいですー、みたいに話を持っていきます。ちなみに今付き合ってるって言うと「写真みせてー」とか言われるとアウトなんでとりあえず過去に付き合ってたっていう体裁にしておきます。

 

正直、面倒くさい。

 

僕も最初は楽しく?妄想して彼女がいる(もしくはいた)という体裁で話していましたが、三十路になってくるとさすがに疲れてきました。正直にゲイなんです、とかっていえればなーって思うこともちょくちょくあります。

 

僕の職場って良くも悪くも日本企業っていう感じで、結構昔気質の会社なんですよね。やっぱりゲイってテレビとかでみる「笑いのネタ」みたいな感じで、どうしても自分はカミングアウトに踏み出すことができません。マイノリティとしてあれこれ権利を主張することはしたくないんですけど

 

想像以上に身近にマイノリティの人っている

そしてそのことを隠して生活している

 

っていうことは頭の片隅の片隅くらいに持っておいてほしいなって思います。

 

僕もレズビアンとかのほかのマイノリティの方とか、障害を持っている方に偏見・差別なく接しなくてはな…って書いていて感じました。では今日はこのあたりで~。